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プログラミングを始めたきっかけ

Takahiko Wada
Takahiko Wada
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自宅に父親が買ってきたMSXというパソコンがあって、物心ついたときには...

といったプログラミングエリートのような経歴ではなく、きっかけは大学で単位を落とす危機感からだった

Javaの授業

大学ではロボット制御とかを専攻していた。機械と電気と情報の間みたいな感じ。

なのでプログラミングを扱う授業もあるわけだが、その授業ではJavaを扱っていた。

Javaを扱うこと自体は当時としては先進的だったのだが、なにぶん教授の説明が難解で、難しいところになると「ここはおまじないってことで〜」を連発するせいで理解に難儀した。

このままでは単位取れない、、!と思い、本屋に初心者向けの本を買いに行った。

そこで「1週間でマスターするJava」みたいな本に出会った。

Java

1週間でマスターするJava

さすがに1週間とはいかなかったが、その本は非常にわかりやすく、本の通りに写経していくとそれっぽく動くし、なんとなく書き方もわかってきた。(属に言う、Java完全に理解した)

なによりWindowsの画面上にGUIを作れることに感動した。

当時の自分の理解では、Windowsのソフトウェアとかを作るのは企業のなせる技であって、一個人には不可能なものだと思っていた。 (たしかに当時VisualStudioとかは有料ソフトだったし、あながち間違ってはいないはず)

そんな時代にJavaは個人でも無料で使えた。

プログラミングというと黒い画面に文字でツラツラと結果が表示される、、というイメージだったが、グラフィカルなGUIをただの学生が自作できることに感動した。

じゃんけんゲームとかを作って喜んでいた記憶がある。

Java Applet

もう少し調べていくと、Java Appletという技術があり、それを使うとブラウザで動くゲームとかをJavaで作れるということだった。

ブラウザというとHTMLでホームページを作ったり、そういう静的で無機質なもののイメージだったが、ゲームとか作れるのか!とまた驚いた。

そしてここで出会った本もまた良書で、楽しく学べるJavaゲーム・アプレット、的な本を手に入れた。

Java Applet

いくつかのゲーム作成の事例があり、それに沿って途中までやっていくと、だいたい要領が掴めてきたので、自分で小さなゲームを作り始めた。

タイピングゲームとか雪合戦ゲームとかを作って、大学の友人と遊んだ記憶がある。

ガラケーで動くJavaゲーム

スマホが登場する遥か昔、日本のガラケーで実はJavaアプリケーションが動いた。

しかもその仕様は公開されており、一般個人でも開発&公開ができた。

その事実を知り驚愕した。携帯電話で動くゲームとかつくれんのか!

しかも、これまで触ってきたJavaで書けるとのことだ。

docomoとvodafone(現softbank)がJavaに対応しており、vodafoneのほうがAPIの自由度が高かった。

自分はvodafoneを使ってたので、それ用のアプリを作ることにした。

vodafoneのAPIは自由度がほんとに高く、電話の着信イベントを取得したり、端末の電話帳にアクセスできた。 それを利用して、電話着信後にその人とバトルするゲームを作った。

けっこうアイデア的には面白かったんじゃないかと思う。

まぁ大してヒットはしなかったが、携帯ゲーム500選!みたいな雑誌に掲載されたりして、大学生だった当時の自分にとっては非常に光栄であった。

着信バトラー

その後

就職ではロボットに興味があったのでメーカー系に入り、そこでC言語で画像処理を書いたりしてた。

けどスマホが登場したタイミングで、androidのアプリがこれまたJavaで作れたのでハマった。

そしてスマホで何かしたくなってDeNAに転職したら、ガラケーweb全盛で何故かperlのwebエンジニアをして、あれやこれやで今に至る。