Blog.

ドバイに移住して1年経ったので雑に振り返る

Takahiko Wada
Takahiko Wada
Cover Image for ドバイに移住して1年経ったので雑に振り返る

ドバイに移住して1年が経ったので雑に振り返ってみよう!

子供

移住前に一番心配していたのは子供が学校に馴染むか?という点だった。

小学校1年に進学するタイミングでいきなりのインターナショナルスクール、しかも学期の途中から、というハードモード

結果的には思った以上にスムーズに馴染んだ。

初日に笑顔で戻ってきた時はホッとした。

そして今は仲の良い友だちもできて学校は楽しいようなので本当によかった。

英語は着実に成長している。 まあ一日中英語に囲まれて過ごしているんだから浴びる量が半端ないだろう。

算数やサイエンス的な授業も英語を通して習っているわけだけど、内容はちゃんと理解しているようで感心する。

お金

ドバイの生活はお金がかかる。

学費、健康保険への出費が特に東京と比べると高い。
家賃は高いが東京より1割高いくらい。東京も高いので..

学費がインターなのもあり、かなり高いが、まあ教育も目的で来ているので払うべきところに払っていると納得させてる。高いけど。
と言うか日本の公立のコスパが良すぎる。

ドバイでは健康保険も民間のものに入る必要がある。 ここの出費を想定できていなかったので見積もりが来たときには驚いた。
けどまあどんな病気にかかるかわからないし、小さい子供もいるし、保険には入らざるを得ない。

日本にいると会社が入ってくれるので意識しないけど、自分で選んで払うと結構な金額だなと気づく。
そして日本の幼児医療費無料の制度は素晴らしい制度だと改めて実感。

一方で節税効果はある。
トータルで見ると節税メリットが学費に消えていってる感じ。

仕事

仕事は日本の会社に正社員で勤めていてリモートワークしている。
最近は国内どこで働いてもOKっていう会社も多いけど、海外は珍しそう。柔軟に対応してくた会社に感謝。

もともとフルリモートの会社なので日頃の仕事に大きな変化はない。
時差くらいだけど、まあ時差は5時間でフレックスタイム制なので朝7時過ぎに始業すれば大丈夫。
朝のほうが脳が働くタイプなので、それはそれでちょうど良い。

海外の会社で働くのにも憧れはあるけど、家族持ちではチャレンジング過ぎるので今くらいのバランスがよい。
会社に雇用ビザでを出してもらって解雇とかなったら家族全員で大変そう。

旅行

UAE内で色々行った。
車があれば東京から関東圏内に旅行に行くくらいノリで色々行ける。

意外とホテルが安くて4人で宿泊して、5つ星ホテル1泊2万円くらいとかである。
なので今週末一泊いく?みたいなノリでサクッと小旅行に行ってる。

ドバイと言うとビーチリゾートのイメージが強いけど、内陸の方にいくと山岳地帯(岩山)とかもあって、日本では見られないような景観が新鮮だった。

国内旅行なんだけど日本からすると海外旅行。
世界有数の観光地にサクッと行けるのは魅力的。

今年は近隣の外国にも行きたい。
第一候補はエジプト。できればヨーロッパも近いので行きたい。

食事

これも渡航前に心配していた点。

やっぱり日本のファミレスやコンビニのような、安いのに美味いみたいなのはない。
安いものは安い味。けど一方でお金を出せば各国のどんな料理もあるし美味しい。

ただ外食は高いので自炊も頑張っている。
日本のような混ぜればOKみたいな便利調味料が少ないので、基礎調味料で頑張る必要がある。
おかげで料理テクニックがかなりアップした。

中でもカレーは試行錯誤を重ねた末に、カレー粉から日本風のカレーを作ることに成功。
週1くらいでカレーが食卓に並ぶ。
ドバイではスパイス類が豊富で安い。

健康

ドバイはイスラム圏なので飲酒に制限がある。
普通のスーパーにお酒は置いてないし、値段も高い。

その結果、飲酒量が圧倒的に減って(日本では毎晩飲んでた)体重が5kgくらい減った。

当たり前なんだけどお酒は飲まないほうが健康的だしパフォーマンスは良い。

日本にいると街中に居酒屋が溢れスーパーには安価なお酒が並ぶので、酒の誘惑を断つことは困難だが、ここドバイでは普通に過ごしていると酒を目にしないので難なく断酒/節酒できる。

けど断酒してるわけでなく、レストランとかに行ったら飲む。
あと定期的に日本人の同期会があり、その時は結構飲む。

あとジムに行ってる。
UFCジム。

海外の格闘技ジムに行ってみたかったので目標達成。
日本で習った寝技は割と通用する。
最近はボクシングのクラスにハマっている。 サンドバッグを叩いているだけなら怪我もしないし、全身運動で体も引き締まるしエクササイズとして良い。 こちらでは格闘技がエクササイズの一種として根付いている。

文化

多国籍文化+イスラム文化+ブリティッシュ文化、という感じ。

まず90%が外国人なのでめちゃくちゃ多国籍。
公用語は英語だけど、街中では各国の言葉が飛び交う。

日本は単民族でベースの違いが少ない分、常識/非常識の目に見えない圧力が強かったなと感じる。
こっちにいると個人的に非常識に感じる出来事があったとしても、あー彼の国ではこういう感じなんかね、と思えるので寛容になれる。
日本だと、なんと非常識な!となっちゃうんだけど。

そしてベースには当然イスラム文化が根付いている。
社会制度にもイスラム文化が入ってきてて、例えばラマダン中は行政の営業時間が短くなったり、学校が短くなったり。

日本にいるとイスラム文化に触れる機会は少ないので新鮮。

あとはブリティッシュ文化。
歴史的に東インド会社の時代からイギリスの支配を受けてきているので、至るところにブリティッシュ文化が垣間見れる。
英語表現もイギリス英語。アメリカ英語を習ってきてるので、あーこれはイギリス表現なのか、と知ることも多くて新鮮。

大変だったこと

海外生活への適応という点では子供より大人の方が大変だった。
子供はある意味、見るものすべてが初体験なので、そういうものとして受け入れるが、大人は長い日本生活でのスタンダードが根付いているため、日本と比べてあれが無いこれが無いという思考でストレスを感じてしまう。
適応するのに半年以上はかかった印象。

あとビザ。
リモートワークビザの2年目という実例が見当たらず手探りで進めてきた。
何度も役所に足を運んでは質問してきて苦労したが、ようやく手続きも進んできた。もう少しでビザ更新が終わりそう。

リモートワークビザはハードルは低いけど期限1年なのが面倒。もう少し期限の長い別のビザが取れるといいのだが。

今後

とりあえずビザも取れそうなのであと1年はドバイにいる。

1年目は生活に適応するフェーズだったけど、2年目はドバイ在住を活かした何かをしていきたい。
例えば不動産投資に興味がある。

ビザ更新が面倒すぎて来年は帰国しようかと話しているが、ビザ取れちゃったら意外と簡単だったね〜、ではもう1年、とか言ってるかもしれない。

まとめると、、苦労もあったけど概ね予定通りで、気候を始めとして色々ドバイは個人的には合っていると感じる。
子供もユニークな経験をできているし、来てよかったと思う。