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Oculus Riftでメーヴェを作ろう(13)Maker Faireのデモで気付いたこと

Takahiko Wada
Takahiko Wada

(Oculusメーヴェ記事まとめは →コチラ

Maker Faire Tokyo 2014、”Oculus Riftメーヴェ風フライトシミュレーター”は大きなトラブルもなく無事に展示を終えることができました。
想像以上に多くの方に体験していただけて感激です。

とは言え、色々と反省点や気付いたコトもあったので忘れないうちにメモっておこう。

アプリケーション

酔い

酔ったという人はほとんど居ませんでした。
75FPS 出るように、オブジェクト削りまくったりあれこれ調整して良かったです。

激しく操縦すると一部、酔いを感じた方もいたようです。
目指すテーマ自体を「遊覧飛行」的なテーマにしておいたほうが無難ですね。
ビュンビュンとアクロバットに飛び回るのは、今のハードの操縦感とギャップが大きくて厳しそうです。

振り返ったり覗きこむアクションは好評

プレイヤーの背後に常に鳥を飛ばしておきました。 振り返るとその鳥が見えるわけですが、この体験は割りとウケがよかったです。
そういや、JOBA でも初めに横を振り向いて、横の人に挨拶するのは面白かった。

あと、火山の上を飛んで、下を覗きこむと噴火口が見えるのですが、これも割とよかったです。
振り返る、覗きこむ系はOculus Riftっぽい体験でいいみたいですね。
こういう小技を散りばめとくといいですね。

プレイ時間

2 分だと意外と間延びしたのと、回転をあげるために、1 分半にすぐに変えました。
これでちょうど良かったと思います。

飛行速度が遅い問題

飛行速度は、遅いって感じる人のほうが多かったかなと思います。
とくに上空高く飛ぶと、地面との相対速度でかなりゆっくり感じます。
ただ速度上げ過ぎると、操縦が追いつかず激突しちゃいそうなんですよね。。

速度をプレイヤーが操作できるようにするとかですかねー、、、
んー、けど加速度は感じられないから酔い起こしそうだなぁ。

コース外れる問題

どこを飛んでもいい仕様なのですが、あまり仕掛けの無いところを飛ぶと単調な体験になってしまいます。
途中からは、どっちに飛ぶといいよ、っていうのをナビゲートしました。
ただ口で説明するのは伝わりにくいので、画面内にわかりやすい目印出して、おすすめコースを示すといいかな。

ハードウェア

安全性

いまの構造だと後ろで人が構えてないとダメですね。
傾き過ぎで危険なときに、画面にもっと分かりやすく警告出してもいいですね。全画面に WARNING!みたいな。

発泡スチロールが弱い問題

発泡スチロール製の翼と前後パーツですが、だいぶ破損しましたw
開場前から足を引っ掛けて外れちゃういう(笑)ガムテープで修復して乗り切りました。 とくに後ろにモッコリは bad idea で、みんな足を引っ掛けます。
2 日目からはモッコリなしのパーツに取り替えました。

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できればFRPとかで作りたい。
他の展示者が3D プリンタラジコンヘリの外装作ってて、思ったより安いのを知った。
3D プリンタにチャレンジしようかしら。お金貯めて。

ハイヒールきつい問題

最後の方に気付きましたが、ハイヒール履いてるとかなり前傾になるので、足腰がキツイぽいです。
靴脱いでもらったほうがいいかもですね。

立ち位置問題

立ち位置によってバランスが取りにくくなります。
真ん中に立たないと前後バランスが取りにくいし、また肩幅程度に広げないと左右のバランスも取りにくいです。
2 日目からは”足”の目印を描いてだいぶよくなりました。
ただこの目印、紙で貼ったので最後はボロボロでみすぼらしくなりました(汗)

扇風機、振動モータが弱すぎ問題

出力が小さすぎてほぼ感じません。
振動モータは変更しようかな。
扇風機はちゃんとやろうとすると家庭用くらい大きなのじゃないとダメな気がする。
かさばるし、ま、扇風機はプライオリティ低めで。

Oculus Riftのデモとして

DK2 の掃除

途中で気付いたらスポンジが湿ったり、レンズが曇ったりしていました。
そこからはスポンジをタオルで拭いたり、メガネ拭きでレンズ拭いたりするようにしました。
初めのお客様には申し訳ない、、、

行列の整理

人出不足で列の整理ができませんでした。
隣のブースまで延びて申し訳なかったです。
なんか柵みたいのあるといいんですかね??
あとホントは待ち時間とかも表示できればよかったな。