ゼミ発表 (続き)
続き
今回のゼミ発表では
僕のサービスロボットに対する興味や問題意識と業界の現状について発表した。
ゼミ内で挙がった議論は…
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■サービスロボットの定義**
この手の話ではいつも議論になるところで難しい。
実際のところロボットを専門にする人たちでもその定義はバラバラ。
自分のイメージに近いというか説明しやすそうな定義としては
_サービスロボットとは
オフィス・家庭・公共空間などで、我々の生活に密着して付加価値サービスを提供してくれるロボット(経済産業省)
ロボットとは
CPU+センサ+アクチュエータ
(産総研)_
なんてのがある。
けど
僕がワクワクするやつ、がロボット!
ってのが本音でそう言いたいところ。
今後はもっと具体的に特定のロボットに対象を絞り、
この議論から抜け出したい。
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■技術は実用レベルに達してるのか?**
これは微妙な回答だけど、Yes and Noと思う。
やっぱり生活環境ってのは複雑でノイズも多く、ロボットが正しく判断して動き回ったりするのは今の技術では難しい。だからYes。
だけど、それは発想次第で回避することも出来ると思う。
①わりきり
お掃除ロボットRoombaがいい例。
部屋の掃除ロボットでは、赤外線やらカメラ使って部屋形状を認識→掃除経路を導出→掃除、
ってのが広くトライされていた。
しかしRoombaでは非常にわりきった考えで
前に進む→壁にぶつかったらランダムに方向転換→前に進む→…
の繰り返し。実際のところそれなりの時間稼働したら、これで十分掃除されている。
ある程度わりきることで技術的にも可能になっちゃうんでしょう。
②デザイン
例えば音声認識技術に関して、これはゲームソフトだけど昔「シーマン」てのがあった。
これのウマイと思うのは、小憎たらしいキャラなので、例え会話が認識できず無視されても何となく許される。これがミッキーマウスとかで話しかけてもガン無視だったらちょっとショック…
あとは、オムロンのネコロボットとアザラシロボットのパロ。
ネコの場合、本物を知ってるから、ムムッなんかリアルじゃない!って声も出てくる。
しかしパロはアザラシを飼ってる人いないから、何がリアルかなんて分からない。パロはパロの独自の世界観でよい。
なんて具合にデザイン一つでユーザの期待するレベルも変わり、必要な技術レベルも変わってくると思う。
あと発表の反省点としては
話したいことがたくさんありすぎると
ついつい質問者の質問に答えず、別のことを話してしまってたり…
まずはハッキリ的確に回答しないとダメですね。