フラワーロボティクス 松井龍哉氏トークイベント
Takahiko Wada
ロボットデザイナー松井龍哉氏(フラワーロボティクス)のトークイベントに行ってきました。
デザイナーさんということでロボットの外観とかの話かと思いきや、
ロボットを普及するためのビジネスデザインにも話は至り、非常に興味深いお話でした。
現在のロボット業界は、
・エンジニアの理想
・実現可能な技術
・ホントに必要なロボット
・消費者のロボットイメージ
にどうもギャップがあって上手くビジネスが成立していないように思います。
その点、フラワーロボティクスのマネキンロボットは
そのバランスが絶妙だと思います。
見た目もいわゆるロボットっぽいし、技術的にもあまり難しくなく、実際に役に立っている。
あくまで役に立つロボットへのこだわりを感じました。
印象に残ったトコロをピックアップ!
プロダクトデザインは、まず使用シーンから。 使用シーンをイメージすることでどういうデザインが良いかイメージできる。
これはエンジニアにも必要な観点ですね-。
技術だけの自己満足にならないように。
(デザイナー学生に) まず建築を勉強しなさい
建築のデザインは使用シーンをイメージしないと出来ない。
↑の理由で、建築デザインから使用シーンに適したデザインを習得できるとのこと。
ミケランジェロやダヴィンチの作品は 当時の最高テクノロジーを用いていた
石を削ったり運んだり当時の最高テクノロジーを用いていたとのことです。
現代の最高テクノロジーを用いたロボットという芸術。
ロボットをそういう視点で考えたことがなかったので新鮮でした。