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定食屋をマーケティング的視点から‥

Takahiko Wada
Takahiko Wada

グロービスのマーケティング授業を思い出し‥
何気ない日々をマーケティング的視点で見てみよう‥

先週の土曜日に行って忘れられない食堂があります。
肉屋の正直な食堂

http://e-808.com/nikuya/oomoricho/index.html

肉屋の正直な食堂大森町店 via kwout

その価格と味に感激。
800円で、ご飯、味噌汁、サラダ、メインの肉がセット。
しかもご飯はお替り自由

きれいな洋食屋風の内装の店内に入ると
まず食券を購入。
数分でメニューが到着する‥
なんと肉は自分の机のIHコンロで調理する。
肉屋の‥というだけあり味はバッチリ。

この味でこの価格‥そのからくりを
バリューチェーンで分析しよう!

従来の定食屋のバリューチェーン

1.仕入れ
2.注文
3.調理
4.盛り付け
5.配膳
6.会計

これが****「肉屋の正直な食堂」のバリューチェーン****
では以下のようになっている。

1.仕入れ    ⇒ここには力を入れて良質な肉を調達
2.注文+会計 ⇒食券制により、会計の手間を省きコスト↓
3.盛り付け   ⇒肉を鍋に盛り付けるのみ、手間を省きコスト↓
4.配膳      ⇒盛り付けてすぐ配膳するので客を待たせない
5.調理      ⇒客が調理する。熱々をすぐ食べれるのは良い

・食券によるコスト↓
・客が調理するスタイルによりシェフのコスト↓
⇒低価格

・その分仕入れを強化
⇒高品質な味

・調理⇔配膳の順番の逆転
⇒客を待たせるストレスを低減

んー、何気ない食堂ですが、
こういう視点から見てみるのも面白いものです。