定食屋をマーケティング的視点から‥
Takahiko Wada
グロービスのマーケティング授業を思い出し‥
何気ない日々をマーケティング的視点で見てみよう‥
先週の土曜日に行って忘れられない食堂があります。
肉屋の正直な食堂
肉屋の正直な食堂大森町店 via kwout
その価格と味に感激。
800円で、ご飯、味噌汁、サラダ、メインの肉がセット。
しかもご飯はお替り自由。
きれいな洋食屋風の内装の店内に入ると
まず食券を購入。
数分でメニューが到着する‥
なんと肉は自分の机のIHコンロで調理する。
肉屋の‥というだけあり味はバッチリ。
この味でこの価格‥そのからくりを
バリューチェーンで分析しよう!
従来の定食屋のバリューチェーン
1.仕入れ
2.注文
3.調理
4.盛り付け
5.配膳
6.会計
これが****「肉屋の正直な食堂」のバリューチェーン****
では以下のようになっている。
1.仕入れ ⇒ここには力を入れて良質な肉を調達
2.注文+会計 ⇒食券制により、会計の手間を省きコスト↓
3.盛り付け ⇒肉を鍋に盛り付けるのみ、手間を省きコスト↓
4.配膳 ⇒盛り付けてすぐ配膳するので客を待たせない
5.調理 ⇒客が調理する。熱々をすぐ食べれるのは良い
・食券によるコスト↓
・客が調理するスタイルによりシェフのコスト↓
⇒低価格
・その分仕入れを強化
⇒高品質な味
・調理⇔配膳の順番の逆転
⇒客を待たせるストレスを低減
んー、何気ない食堂ですが、
こういう視点から見てみるのも面白いものです。