大根サラダに学ぶ人生の勝者
Takahiko Wada
大根サラダを食べながら考えた‥
大根を細く切ると大根サラダ。
居酒屋の定番メニューだ。
もっと細く切ると刺身のつま。
大抵の場合食べられずに捨てられる、悲しい存在だ。
**同じ大根なのに‥ちょっと細いだけなのに‥
この差は何だろう?**
それは‥
おそらく、それぞれの生きる世界によるものだろう。
刺身のつまは刺身界という非常に不利な世界に飛び込んだ。
そう、刺身界には刺身という絶対的なヒーローがいるのだ。
それに比べて大根サラダはサラダ界という、自らが主役になれる世界を選んだ。
ふと、最近読んだ本、「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術のワンフレーズを思い出した。
自分の価値を高めるために、競争の激しい世界に飛び込むのも良いが、そこで本当に勝負しなくてはいけない理由はあるでしょうか?
あえて逆転の発想から、自分が求められる状況を探すのも有効な方法でしょう。
自らが求められる世界、サラダ界を見つけた大根サラダが勝ち、ということなのでしょう。